このところ完全に食べすぎで……
【20代 女性からのご質問】
このところイベントが続いて食べ過ぎてしまいました……。運動はもちろんする予定なのですが食事管理は今後どのようにしていけばよろしいでしょうか?
体内をリセットする〇〇〇を摂り入れることが大切です!
ご質問ありがとうございます!
長期休暇中は特にイベントや外食続きになりがちで食事が乱れやすく調整するのも難しいですよね。特に夏はバーベキューにお祭りなど楽しいことばかりです。夏を満喫し、少し食べ過ぎてしまった身体へ……しっかりと〇〇〇を摂り入れて体内をリセットするのが大切です。
食べたものが脂肪として蓄えられるまで、48時間程度かかると言われています。この48時間でいかに食べ過ぎたものを効率よく代謝するかが鍵になってきます。翌日には代謝を促してくれる栄養素を特に摂取することがポイントになります。
ではいったい身体をリセットするのに必要な栄養素とはなんなのでしょうか?
①ビタミンB1
余分な糖分や栄養素を処理し、脂質の代謝に貢献し、エネルギーに変えやすくしてくれます。
主に多く含まれる食品として【豚ヒレ肉、豚モモ肉、たらこ、うなぎ】など
②ビタミンB2
糖質の代謝が終わった後、脂肪を代謝し、処理します。
主に多く含まれる食品として【豚レバー、牛レバー、鶏レバー、鶏ハツ】など
③ビタミンB6
たんぱく質代謝や肝臓に蓄積される脂肪を燃焼させ、血糖値を調整させる働きがあります。脂肪が最終的に燃やされるときに必要な栄養素でもあり、ビタミンB6が足りないと脂肪燃焼を終えることができません。
主に多く含まれる食品として【たらこ(生)、まぐろ、かつお、いわし、豚レバー】など
④ビタミンB12
TCAサイクルという人間の身体の中でエネルギーをつくり出していく回路で、脂肪燃焼を起こすときに必ず必要な栄養素です。
主に多く含まれる食品として【しじみ、赤貝、すじこ、あさり、ほっき貝】など
⑤ビオチン
直接脂肪を燃焼させるのに大切な栄養素でもあると共に、パントテン酸やビタミンB12の働きを補助的に強めてくれる栄養素でもあります。
主に多く含まれる食品として【鶏レバー、豚レバー、かれい、いわし、卵黄、納豆】など
⑥葉酸
血液を作る栄養素ですが、前述のTCAサイクルで脂肪を燃焼するためにも必要な栄養素です。
主に多く含まれる食品【鶏レバー、牛レバー、ほうれん草、いわし、おくら、納豆】など
⑦L-カルニチン
脂肪をミトコンドリアの中までしっかりと届けてくれるのがL-カルニチンです。L-カルニチンによって脂肪を最終的に必要な場所まで到達させます。
主に多く含まれる食品【ラム肉、牛肉、豚肉、牡蠣】など
⑧パントテン酸
脂肪がL-カルニチンに運搬される為にはパントテン酸が必要不可欠です。
主に多く含まれる食品【鶏レバー、豚レバー、卵黄、納豆、たらこ】など
⑨ナイアシン
脂肪、糖質、たんぱく質の三大栄養素を代謝させるために必要不可欠な栄養素です。最終的に脂肪を燃やす時にも重要な役割を担っています。
主に多く含まれる食品【たらこ(生)、まぐろ、かつお、いわし、豚レバー】など
食べ過ぎた翌日の食事のポイントは『不足している栄養素(食材)を補うこと』です。焦って短期間で調整しようとしたり、極端に食べなかったりはせずにある程度のスパンでバランスを整えることを意識していくことが大切です。