【20代会社員女性からのご相談】
「最近仕事が忙しいのですが、私はストレスを感じるとどうしても甘い物が食べたくなってしまいます…よくないとはわかっているのですがこれってどうしてですか?」
「コルチゾール」というストレスホルモン、ご存知でしたか?
ストレスを感じると甘い物やご飯が食べたくなる、 実はこの現象は生理学的にも当然の現象なのです。ストレスを感じると「コルチゾール」というストレスホルモンが体内に分泌されます。このコルチゾールには体の血糖値を上げる作用があります。
一方でこのコルチゾールはストレスから回復を促す作用もあり、その影響としてエネルギーの高いものが食べたくなるのです。また、ストレスからの逃避で甘いものを食べて幸せな気分になりたい、元気になりたい、という心理からも甘いものを食べてしまいます。
この状態が長期的に続くともちろん太る原因になります。
コルチゾールにより血糖値があがると、脳は異常を感じて今度は体が「インスリン」という血糖値を下げるホルモンを放出し、血糖値を正常に戻します。
しかし、ストレスによって血糖値があがっているところにさらに甘い物や糖質によって血糖値があがるとインスリンは過剰分泌されます。そうして体の糖をエネルギーに変換する許容量を超えると、糖は脂肪となり蓄積されて太るのです。。。
ただただ食べることが好き、という原因で太る方もいればこのようにストレス原因で太る方もいます。特にストレス社会と呼ばれる現代社会ではこちらの原因の人が多いのではと思われます。
しかし、運動することにより体の糖はエネルギーとして使われます。ストレスの発散にもなり甘いものを抑えられるかもしれません。積極的に運動をしましょう!