よく、「お酒を飲むと太る」と言われますよね。それは一体何故でしょうか?
今回はアルコールとダイエットの関係についてお話していきたいと思います。
◎お酒がダイエットに良くない理由
【テストステロン分泌の抑制】
筋肉を成長させる為には「テストステロン(男性ホルモン)」というホルモンが大きく関係しています。しかし、アルコールを摂取する事でこのテストステロンの分泌が抑制されてしまい、たんぱく質の合成が阻害されてしまいます。
せっかくダイエットや体作りの為に筋力トレーニングをしても、たんぱく質がうまく合成されなければ無駄になってしまいますよね。筋力トレーニングをした当日はアルコールの摂取はなるべく控えた方が良いでしょう。
【コルチゾール分泌の促進】
アルコールは、筋肉を分解する「コルチゾール」というストレスホルモンの分泌を促進すると言われています。筋肉が分解されて減ってしまう事で代謝も下がり、太りやすい体になってしまう可能性があります。
又、コルチゾールは脂肪を蓄える働きもある為、ダイエットをしている方には大敵です。
【アルコールの分解が優先される】
アルコールは、摂取後すぐエネルギーとして使われるために分解されます。しかし、アルコールのエネルギーを消費している時は、食事から摂取したエネルギーは消費されていません。その結果、エネルギー過多となってしまい、余った分のエネルギーが体脂肪として蓄積されてしまうのです。
◎アルコールを飲むときの対策
1.アルコールを飲む前に、タンパク質を摂取しておく
アルコールによる筋肉分解を最小限にするため、タンパク質を摂取しておきましょう。
脂質の多いものは分解に時間がかかる為、低カロリー高たんぱく質の食材がお勧めです。
2.アルコールの摂取量が多くならないよう、水(チェイサー)を併せて飲む
血中のアルコール度数を薄めるために、アルコールの早期体外排出を促すために、
お水を併せて飲むことを心がけましょう。
3.醸造酒は最小限にする
醸造酒は糖質を多く含むため、特に夜遅くの摂取は脂肪量を増やす要因になります。
焼酎、ウイスキーなどの蒸留酒を薄めて飲むようにしましょう。
4.おつまみを選べるならば、タンパク質の多い物を選ぶ
枝豆、豆腐、卵、魚、肉など、タンパク質を多く含むものを食べましょう。野菜や食物繊維もお勧めです。
脂質や糖質の多いものや味付けの濃いものを多く取りすぎると、脂肪増加の原因になりますので注意しましょう。
ストレスを溜めずに体作りをする為にも、アルコールとは上手く付き合っていきたいですね!