健康な生活をおくるために必要なこととは
日本やWHO(世界保健機関)では主に65歳以上のひとたちのことを高齢者と呼びます。
高齢者になると臓器、筋肉、骨量、日常動作、反射、反応と身体にあらゆる機能が低下すると言われています。また脚の筋肉は衰えやすく、脚の筋肉が衰えると高齢者はバランスを保持するのが困難になります。介護施設に入居している高齢者の40%の方は一年に一回は転倒したという結果が出ています。80歳を超えると店頭によって亡くなるという方が多いです。
転倒、骨折を防ぐために筋力トレーニングによる筋力強化とバランス訓練を長期的にに行うといいと言われています。ですが、トレーニングをやめてしまうとトレーニングを始める前の状態に戻ってしまうので長期的にに続けなければいけません。
高齢者の方は成人の方に比べてたんぱく質合成が低いと言われています。
たんぱく質合成とは肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質を摂取し、摂取したたんぱく質を使って筋肉や骨を合成する(作る)ことを言います。性別、年齢などによっても違ってきますが、成人の方で毎食20gのたんぱく質を摂取するとたんぱく質合成が十分に期待できます。
一方、高齢者の方は40g以上必要と言われています。40gを毎日摂取するとなると鶏胸肉200g、卵に換算するとおおよそ6個もの摂取が必要になってしまいます。ですが当然、歳を重ねるにつれて食も細くなり、いきなりこの量を摂るとなると厳しいのではないでしょうか?まずは一日の食生活を見直し、卵をひとつ追加してみたり、いつものお食事に魚や肉などを追加してみましょう。毎日少しでも多くのたんぱく質摂取を心掛けて健康的な老後を過ごしましょう。