糖質はダイエットにとって「正義」?それとも「悪」?
糖質はダイエットにとって、「正義」なのか「悪」なのかと問われれば、それはどちらともと言えます。しかし、正確に答えるのであれば、過剰な糖質の摂取は「悪」と言えるでしょう。
糖質は過剰に摂取してしまうと、体内で脂肪になってしまいます。脂肪からは身体に良い物質も出るのですが、コレステロールをはじめとする悪い働きをする物質のほうが多いのです。例えば血流の流れを悪くする物質ですが、元をたどれば糖質といわれています。
ただし、糖質自体を「悪」と捉え、ダイエット期間中に完全にカットしてしまうとダイエットの成功どころか、様々な弊害がでてきます。糖質を摂るメリットは第一にエネルギー源になるということです。これはダイエットをしている方にとっても重要で、身体に糖質が蓄えられていると運動効率があがります。
さらにトレーニング直後にも糖質は活躍します。トレーニング後はプロテインなどのタンパク質を補給することはもちろん正解ではあるのですが、実は糖質の補給もおすすめしています!トレーニングでエネルギーをどんどん使っていくと筋肉の分解作用が進んでしまいます。ここで糖質を摂取すれば、「エネルギーが入ってきた!」と判断されて筋肉の分解は収まります。しっかりエネルギーを消費したトレーニング直後に糖質を摂っても太ることはありません!バナナやおにぎりなどを摂って、このタイミングでの補給を習慣づけましょう。
糖質を完全に絶つのではなく、コントロールしながら摂っていけば比較的短期間でダイエット効果があらわれます。糖質の良い面と悪い面を理解し、ご自身にあった無理のない糖質制限をおすすめします。