噛むこととダイエットとは実は深い繋がりがあるのです。 食べ物をよく噛んで味わうことを咀嚼(そしゃく)といいますが、私たち人間が生きていく上で とても大切なことになります。 健康な良い歯で食べ物をしっかりとよく噛んで食べることは、全身の健康に大きな影響があり、 ダイエットにも威力を発揮するといわれています。 いつもよく噛んでいれば、満腹感も得ることができて食事量も減らせますので痩せやすくなりま す。また、代謝も改善され免疫力も高まったり、あごや歯を鍛えることで顔の運動になり小顔効 果もあるといわれています。 具体的に毎日の食事でよく噛んで食べることは出来ていますでしょうか? 現代の忙しい日々を送っている方々は、一回の食事にかける時間が減ってしまい、軟らかい食べ 物を好むようになったといわれています。弥生時代の卑弥呼(ひみこ)の咀嚼回数は現代と比較 すると6倍だったといわれています。おそらく卑弥呼は良い歯や歯ぐきをしていたということか ら「ひみこのはがいーぜ」というキャッチフレーズが生まれました。 「ひ」 肥満を防止…よく噛んで満腹中枢が働くため食べ過ぎを防ぎ肥満を防止する 「み」 味覚を発達させる…いろいろな種類の食べ物を食べることによって味覚が発達する 「こ」 言葉の発音をはっきりさせる…歯並びがよくなり、あごが発達し、口の周りの筋肉が発 達するので発音がよくなる 「の」 脳を発達させる…あごを使うと脳細胞が活性化される 「は」 歯の病気を予防…歯ぐきやあごの骨が鍛えられると、分泌される唾液や虫歯や歯周病を 予防する 「が」 がんの予防…唾液に含まれる物質が発ガン物質を抑える 「いー」 胃腸の働きをよくする…食べ物が消化しやすくなり、胃腸の負担が軽くなる 「ぜ」 全身の体力向上、全力投球…瞬間的に力を発揮するとき、特に奥歯を噛みしめて力を発 揮できる 噛むことは、私たちの生活や健康を維持するためにとても重要なことになります。毎回の食事で よく噛むように意識して心掛けると、それが習慣になるといわれています。 よく噛む習慣を身につけて、全身をスッキリしていきましょう。